Fly me to the Moon

ってタイトル付けて記事書いてしまった(ついに)

自作ぬいのための自作ぬい服


6月の花嫁たち!
こちらは『ピガール狂騒曲』のぬいたちなのですが、『ピガール狂騒曲』はシェイスクピアの『十二夜』が原案なのでW結婚式だ〜!と思って総力を上げました。

そして気付いたらだいぶ自作ぬい服がたまっていたので、ぬい服まとめ記事です。
ちなみに、シャルルおじさん(写真1枚目の左)もジャンヌちゃん(写真1枚目の右)も、一度頭の綿を詰め直しています。今「はじめての自作ぬい」を見るとちょっと顔が違いますね。やっぱり初めてだと綿の詰め方が甘かったみたいです。自分で作っているので頭を取るのも簡単(生首!)。

ぬい服の型紙

自作ぬいだと、当然のことながら市販ぬいのメジャーなサイズ規格からは外れてしまうので、ぬい服も自作の一手という感じです。
わたしが基本にした型紙は、にーびさんが公開されている以下3種類です。わたしがやってみたアレンジ方法もメモします。

トップスの型紙 - ぬいくるみや - BOOTH

  • 裾を短くする…トップスが長すぎると足が短く見えるので、5ミリくらい裾を詰めました。
  • 生地を変える…前身頃と後見頃をベスト生地にして袖だけ白にすると、白シャツ・ベストで組み合わせたトップスになります。
  • 前後逆にして使う…前身頃を後身頃にし、後身頃の別れたパーツを前に持ってきてジャケットにしてしまいます。そのまま使うとジャケットの前身頃になるパーツがかなり余るので、実際にぬいに着せてみて、開き具合や襟の形に合わせて調整しました。重ね着前提のジャケットなので、型紙は一回り大きくして作ってみて、これも実際にぬいに着せてみて調整です。

ズボンの型紙 - ぬいくるみや - BOOTH

  • サイドラインを入れる…フォーマルなパンツなどには2ミリのリボンを縫い目に貼り付けてサイドラインをつけました。
  • 裾を伸ばす…靴を履かせてみると意外と足が長くなったので、バランスの調整のために5ミリくらい裾を伸ばしました。

ぬい用ワンピースの型紙 - ぬいくるみや - BOOTH

  • 上半身の型紙を主に使用し、スカート部分はほぼ全て自分で型紙から起こしました。上半身のほうが形が複雑なので、上半身の型紙については頼りきりでした。
自作ぬい服全種公開












ぬい服TIPS

シャツ(ベスト)裏側

100均のマジックテープを使用しているので、それだけで結構厚みが出ます。わたしのぬい服は基本ジャケットもセットになるので、背中が膨らんでしまうとジャケットがみっともなくなってしまいます。上のトップスの場合はサテンリボンに薄手接着芯を貼っていて生地自体に厚みがあるので、マジックテープははみ出してつけます。下のトップスの場合は生地が薄いので、そのままアイロン接着してしまいます。

トップス小技いろいろ

リボン貼り付け…困ったら2ミリリボンを貼り付けるとだいたい何とかなるんですが、この場合は茶の無地シーチングにゴールドのリボンを貼り付けてストライプのテキスタイルっぽくする荒技を生み出しました。
リボン貼り付けその2…実は襟も、7ミリくらいのリボンを鋭角にカットして貼り付けしたものです。
シール貼り付け…100均に売っているこういうシール、いざというときに重宝します。
ボタン貼り付け…穴が空いていますが容赦なく接着剤で貼り付けます。

ジャケット小技いろいろ

襟リボン…リボンを折り返して接着するといい感じになりました。カットした部分はほつれ止め液を念入りに使ってください。リボンでなくて別布を用意してもいいですが、リボンの方が端処理が簡単でした!
ボタン貼り付け…ベストのボタンと同種にならない方が自然に見えます。大きさと材質が違うものがあった方がベターですね。
胸ポケット…シンプルに穴が空いています。お花の入れ替えは可能ですが固定が難しいので裏からマステで留めてあります。(ジャケットの前身頃が浮いてしまうときも裏からマステで留めれば良し。)

大変だったシリーズ

スカート部分は型紙を起こしたのと、パーツの多さが単純に大変だった!あと色んな方向から布を断つので何度か取り間違えたし、柄合わせにも気をつかいました。

見てもらえればわかると思うんですけど、工程が多かったです…。これもスカート部分は型紙を起こして、スカート部分にはレースを段を変えて2枚縫い付けています。でも思い通りの透明感が出て良かった!


今は100均と通販でだいたいのものが揃うし、作り方をWEBで公開してくださっている方もたくさんいらっしゃるので、まずはやってみると、そのうちできます!(2ミリリボンの貼り付けが異常に上手くなりました。)
よくわからない部分や知見がないところを、どうやったらできるかな〜と考えるのも楽しいです。
ただ課題としては、布がめちゃめちゃ増えます。